精神的鍛練を一番重んじる合気道は、技の習得だけではなく心の強さ精神力を鍛えることができます。

合気道に関わらず武道から学ぶことは、「礼」を重んじる武道精神と、己を鍛えて技を磨く精進の心です。日本伝統の様々な武道では、打撃、絞め技、剣術とありますが、どの武道においても自己鍛錬と精進の基本精神のもとに成り立っています。
合気道は比較的他武道を経験した人が始めることが多いようです。これは合気道の創始者がそうであったように、他武道を経験した者がさらなる武道境地を求めてたどり着く道であるとも言えます。
合気道を学び最初に経験する難関は、今まで経験してきた”力 ”を排除することです。自らが力で対抗しては「力」と「力」がぶつかり合い、合気道の真髄である求心力を生かすことができなくなります。人間にとって一番自信となる「力」を排除し、精神力を高めた「気」により相手を制することにより、力を受け流しその力を利用して技に転じることができるのです。
合気道では勿論、技術的な技も鍛錬しますが、気をコントロールする精神鍛錬ができていないと技は利きません。ある程度のレベルまでは最低10年はかかると言われる、他武道に比べて習熟速度が遅いことも合気道の特徴です。
精神力の鍛錬を重んじる合気道精神は、常に平常心を保ち天地自然の力と融合する穏やかな精神力が培われます。日常の生活においても、人間性を磨く精神鍛錬としてはとても大きな存在となっています。